ポートフォリオ的なもの[当サークルのこれまでとこれから]
ごあいさつ
サークル新日本現代光画は、2016年に活動を開始したカメラ・レンズに関する同人誌を発行しているサークルです。主催である佐藤成夫のひとりサークルとなっており、同人誌でしか出来ないマニアックな内容を追求して活動してきました。過去制作した佐藤評論シリーズは総集編を含むナンバリング10冊、番外編1冊の11冊を数えております。
現在の活動
合同会社PCT殿のwebサイト Photo & Culture, Tokyoにて「エアポケットの時代 80~00年代の日本製カメラたち」と題して、AF一眼レフの年代史を連載しています(2022年12月~現在)。
テーマは過去発表した佐藤評論Vol.6と同じですが、web連載のため全文を書き改めています。毎月月初更新予定の月一連載となっています。
また、過去の発行物についてはbooth及びメロンブックスにて頒布しています。
過去のサークル発行物
今後の活動
サークル活動についてはネタを思いつくまでは当面の間未定ですが、ろくでもないことを調べたりはしています。現時点での趣味の調べごととしては1950~80年代頃の輸出専業レンズメーカーのブランド及び製造メーカー調査などをやっていますが、たぶん誰も興味がないので発表されるかどうかは微妙なところです。
C100頒布 佐藤評論総集編のお知らせ
ごあいさつ
記念すべきC100がやってきました。当サークルがサークルとして参加してるのはうち90から先だけなのですが、それでもそこからは皆勤なので記念してもいいのではと思っています。90から10冊くらい作って引退という構想もあったのですが、途中中止とか色々あって結局C100にナンバリング10冊め&総集編が発行されることになりました。
サークルスペースですが、
8/13 1日目(土) 東地区4ホール "ラ" ブロック 39b
「新日本現代光画」です。お誕生席らしいです。
頒布内容
※実物は黒に金色で箔押しになる予定です。
佐藤評論 総集編
2022年8月(コミックマーケット100)発行
B5 本文モノクロ692P
頒布価格 7,000円
※[追記]会場で頒布した際に書影と厚みを撮影してきました。
もくじ
作品解説
当総集編は、これまで当サークルが発行してきた同人誌シリーズ「佐藤評論」の全ての巻を一冊にまとめた上で追加コラムとして下記の内容を付加しています。
1.元ニコン開発者 後藤哲朗氏に聞く90年代以降のニコンAF一眼レフについて
過去佐藤評論Vol.6においてAF一眼レフの操作系史を追った際、F50/70辺りまでは非常に独特の操作系をもっていたニコンが、F5以降は急速にまとまっていったと書いた。ただ、その時代に何故ニコンがそうしていったのかは、実際のところ不明であった。
不明ならばその当時を知る人に聞いてみようということで、恐れ多くも当時ニコンの一眼レフを統括する立場にあったミスター・ニコンこと後藤氏にコンタクトを取ったところ、なんとインタビューを快諾頂けた。というわけで、本書はあの時代のニコンAF一眼レフで何が起きていたかの聞き取りとなっている。おそらく同人誌初の快挙だと思われます。
2.消えたレンズメーカーを追う ワコーとエリカーの謎
佐藤評論番外編にて判明した、韓国現存ほぼ唯一のレンズメーカーであるサムヤンのルーツ、それは無名の日本のレンズメーカーだった。無名の日本のレンズメーカーを追うと、そこには一眼レフ黎明期のサードパーティーの姿が浮かび上がってきました。カメラ雑誌にすら記載のないマイナーメーカーを追った渾身の調査報告です。
3.韓国カメラの歴史についてのあれこれ
同佐藤評論番外編において紹介した日本と韓国のカメラメーカーの関係ですが、更に深掘りする度に新事実が発覚していきました。本稿では次のようなトピックスを追っています。
・アイレス倒産後の動きと大韓光学の始まり
・ペトリカメラ倒産後残党と組んだ韓国のメーカーとは?
・闇に消えた幻の一眼レフと韓国初の一眼レフ、その奇妙な一致
これらの情報は、おそらく日本語文献としては初めて取り上げるものになるかと思われます。
4.サムスンNX-1レビュー
というわけで、変なカメラばかりレビュー(他にはハッセルブラッドHVやサムスンGX-1など)してきたわけですが、最後はサムスンミラーレス機の最初てで最後のフラッグシップであるNX-1のレビューを行っています。日本語資料が全くないというカメラではないですが、一方で決して多いとも思えない機種の一つですので是非ご確認頂ければと存じます。
それ以外の各編については、下記記事を参照ください。
通信販売
今回の通信販売ですが、委託先を若干変えましてメロンブックスとこれまで通りのBoothの二箇所に委託予定です。
価格は会場同様本体7,000円となります(税分は各サイトにより取扱が異なります)。
なお、現地販売分については比較的潤沢な数を用意したつもりなのですが、売り切れたら再発注は事実上不可能な製品(こんなものを小ロットで作ったらいくらになるかわからん)なので、その辺りはどうかよろしくお願いします。
また、当サークルの今後の活動については未定です。
C100情報
記念すべきC100にスペースを頂くことが出来ました。
1日目(土) 東地区4ホール "ラ" ブロック 39b
「新日本現代光画」です。
C90から参加してきて(ナンバリングでは)10冊目かつC100ということもあり、記念誌として総集編を作る予定ですが、そもそも作れるのか若干の不安があります。
C99頒布 佐藤評論9のご案内
ごあいさつ
コミケやるので出ます。本当ならC98で出すはずだった奴なので、それなりに手間と時間のかかった一品ということで皆様にお手に取って頂きたいけど入場制限もあるしでというわけで。そんな感じ。
頒布内容
2年ぶりのナンバリング新刊は日本カメラで取材頂いた際に予告していたうちのもう一つのほう(この2年の間に日本カメラもなくなってしまいましたが……)であるブリッジカメラの本です、
80年代末から90年代初頭のほんの一瞬、確かに存在した珍奇なカメラ群であるブリッジカメラ。果たしてあれらのカメラは何を目指していたのか、そして何故一瞬で消えてしまったのか。アレは一体なんだったのか、そんなモヤモヤとした疑問をスタート地点にしてその理由を探っていくと、やがてコンパクトカメラの進化の歴史が見えてきました。本稿はブリッジカメラを通して「カメラ趣味者以外のためのカメラ」がどのような進化を遂げたのかをまとめ上げました。
更に、今回は当時のブリッジカメラの作り手でもある元チノンの設計者である小松氏(スーパージェネシス等を担当)にメールインタビューを実施。本シリーズ初の試みにより当時の関係者から貴重なエピソードが語られます。
80~00年代のAF一眼レフカメラ史を追ったVol.6と同年代を追いながらも、フィルムカメラ史のまた別の側面を描き出した渾身の力作です。
佐藤評論 Vol.9 ブリッジカメラとは何だったのか
2021年12月(コミックマーケット99)発行
B5 表紙カラー本文モノクロ84P
頒布価格 1,000円
サンプル
通信販売
C99情報
えーと、当選したので下記の通りです。
2日目(金) 東地区5ホール "フ" ブロック 09b
「新日本現代光画」です。
今回は佐藤評論Vol.9が出る予定です。たぶん。
おもバザ11頒布 佐藤評論番外編のご案内
ごあいさつ
というわけで、例のアレの関係で約2年ほど活動をお休みしておりましたが、世の中も止まっていたのでどこもだいたい似たような感じじゃないかと思います。そんでもって改めて本作ってみると作れるので作って配ったという話です。11/3に久々のリアルイベントとしておもしろ同人誌バザール11に参加しまして、その際新刊出しましたという話です。
頒布内容
というわけで、2年ぶりの新刊は日本カメラで取材頂いた際に予告していたうちの一つ(この2年の間に日本カメラもなくなってしまいましたが……)韓国にカメラ買いに行った話と買ってきたカメラのレビュー、そして調べれば調べるほど頭を抱えるかの国独自のノックダウン生産やらOEMやらオリジナルモデルの数々をまとめた本となっております。何分渡航も制限された状態かつ日本語資料の少ないところではありましたが、とりあえず分かる範囲でいろいろ書いてみたという感じです。このような内容とコミケ以外のイベントでの発行ということもあって番外編ということになっております。
佐藤評論 番外編 知らなくても困らない韓国カメラの世界
2021年11月(おもしろ同人誌バザール11)発行
B5 表紙カラー本文モノクロ42P
頒布価格 1,000円
サンプル
通信販売
今回は元々あまり刷ってない(とはいえ会場で完売したわけでもない)こともあり通販はBOOTHでのみ頒布となっております。例によってこれらのサイトへの在庫反映は時間が掛かりますが、今回は予約販売という形で既に注文可能となっております。
予定価格は会場頒布分同様、1,000円となっております。
イベント参加情報:11/3(祝) 神保町おもしろ同人誌バザール11
えー、コミケが中止になってからしばらく活動しておりませんでしたが、そろそろイベントも再始動というところと、コミケの開催がやや不透明(C99は申込済ですが)ということもあり他のイベントに出るという手もあるのではと思い、今回神保町で開催されるおもしろ同人誌バザール11に参加することとしました。
当サークル 新日本現代光画は3F も-45にて頒布予定となっております。
頒布内容についてですが、流石にナンバリングは無理ですが、むしろナンバリングでないからこその内容を詰め込んだ「佐藤評論8.5 知られざる韓国カメラの世界(仮)」を頒布予定となっております。内容的にも部数的にも実験要素が強いので、部数を決めかねているのですが、そもそも現時点で本文がマトモに書けていないので出たら拍手といったところです。
イベントについてはコミケが現状あんな感じですので、当サークルとして出展するのであれば評論・情報系のオンリーが妥当かなと判断した次第でございます。過去一般で見に行った時は力の入った本の多いイベントだと感じたので、当方としても今から楽しみです。
なお、C99が年末無事開催に至った場合は、正式ナンバリングの佐藤評論9として予め予告していたブリッジカメラについてを発行する予定です。こちらもお楽しみに。おそらくコロナ以降でまたイベントや同人活動の形も変わっていくとは思いますが、こちらとしてはキリの良いところまでは続けていくつもりです。