新日本現代光画のおしらせ

サークル新日本現代光画の告知ページです。

C96頒布 佐藤評論7のご案内

ごあいさつ

ほらやっぱりちょっと気を抜くと頒布後の事後報告になるじゃないか……。
今回もコミケで本配ってきましたし通販対応もしています。

編集

頒布内容

 

佐藤評論シリーズ夏の新作は筆者が偶然手に入れた(どっかで聞いた話だ)見たことの無いレンズ名を持つGR1から発展して、GR1の成立や目指したところ、そしてデジタルに至るまでの道のりを綴った『GRの系譜 銀塩からデジタルへ』のほか、「幻のレンズを追って コムラー最末期レンズの行方」「カメラ関連書籍の深淵」の二本の書き下ろしコラムも掲載で充実の内容となっております。

悪ノリの表紙は今回もパワーアップ……した結果、元ネタの雑誌の元編集長様にめでたくバレましたメール来た時マジで怒られると思った。怒られなくてよかった……。

 

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佐藤評論 Vol.7 GRの系譜 銀塩からデジタルへ
2019年8月(コミックマーケット96)発行
B5 表紙カラー本文モノクロ56P
頒布価格 1,000円

 

サンプルページ

 

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信販

今回も例によって、BoothとComic ZINへ委託しております。

Booth 新日本現代光画のページ 
Comic ZIN 新日本現代光画のページ

予定価格は会場頒布分同様、1,000円となっております。

こまごまとした補足

ところでなんで今になってこんなこと書いてるかっていうと、たまたま今日(9/19)になって横浜のカメラのキタムラ行ったら、この本で取り上げたコムラー最後のレンズ、FX721(70-210mm F4.5)がジャンク箱に入っていたからなんです。おっこりゃ買わなきゃと思ってレジに持っていって、つい「これ珍しいんですよねー探してました」と言ったところ、思わぬ情報が得られました。

なんでもレジの店員さんは当時から務めており、コムラーの倒産をリアルタイムで目にしていた方だったのです(おそらく旧カメラのきむら系の方ではないかと思います・横浜店は数少ないきむら系を引き継ぐ店舗の一つなので)。

そこで、店員さんから聞き取った内容をここに補足としてまとめておこうかと思います。売ってた側からの証言は大変貴重なのではないかと思います。

「コムラーとかミランダの倒産は本当に突然で、全然予測してなかった」
「コムラーなんかは倒産直前にも普通に営業マンが来ていた覚えがある」
「その点、ペトリについてはみんななんとなく事前に察していた。組合で揉めていたというのも伝わっていたし」
「(未発売レンズの話を振られて)発売直前のレンズをメーカーからサンプルでもらって展示した覚えはない。コムラーは展示してなかったんじゃないかな」
「もしサンプルが配布されるとしても、支店ではなくチェーンの本部にだったのではないか」
「仮にそうしたサンプルが本部にあっても、流石にお客に売るわけにもいかないから処分してしまったんだと思う」
「倒産関係で一番影響があったのが大沢商会の倒産。マミヤの連鎖倒産は有名だけど、あれでゴトー・サンやその他の下請けがまとまって潰れた。サンはオオサワレンズを製造していたので」
「うちの店は大沢商会との取引が多かったので、倒産後に確認しに行ったが、その時にはもう怖い人達がいっぱい集結していて会社の中には入れなかった」
……このあたりが、店員さんが教えてくれた当時の状況でした。やっぱりこの話を聞くと、未発売レンズの現存についてはやっぱり先行きが暗いかな、という感じです。

とはいえ、こうして貴重なお話が聞けたのも下調べあってのことですので、やっぱりこうしてまとめておいて良かったなぁと感じている次第です。この辺りの内容はご興味があれば是非ご購入を頂ければと存じます。